病院概要/ご挨拶
院長挨拶
当院は、ご病気・怪我などに由来する身体的弱者のみならず、それ故に社会的弱者となった方を数多く受け入れている病院です。透析患者さんや呼吸器装着の患者さんがそうですし、認知症はもとより高齢である事自体が潜在的な弱者になる可能性を高めます(注:同年齢での高齢者であっても、個々人で健康の状況は異なります。高齢=弱者(エイジズム)ではありません)。
社会の高齢化を受け、医療費は相対的に圧縮され、自己負担額は増える傾向にあります。何人であっても、突然の病気・事故・社会情勢の変化等により、短期間で弱者になり得ますので、他人事ではありません。
1998年にアジア人で初めてノーベル経済学賞を受賞した、アルマティア・センは、機能と潜在能力を基準として、衡平な社会をつくるべきだと主張します。衡平とは公平とは異なり、バランス(釣り合い)がとれているということです。センは貧困(弱者)に対して教育や福祉・医療などの援助が必要だが、自由で民主的な社会を前提として、効率的な市場の形成を戦略的に行うべきだと述べました。
当院では、病状・ADL・社会的背景を理由として、医療の密度を機械的に変えることは致しません。患者さん個々人によって異なる信念・価値観・死生観を尊重し、医学・心理・社会モデルに基づき、医療者と、患者さんや患者さんを支える方との対話を通して、医療を組み立てていきます。
身体および精神機能の維持・回復を図り、潜在的な能力を発揮してもらうことにより、家庭を含む社会の中でその患者さんの活躍する場を作り、社会的損失を最小にし、衡平を実現することが、当院が目指している医療です。
2017年6月
江崎 真我
院長略歴
江崎 真我
2002年
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東京医科大学医学部 卒業
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同年
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東京医科大学 老年病科初期研修医
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2004年
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都立松沢病院 精神科 専門臨床研修医
(精神科救急病棟・慢性期病棟・認知症病棟・依存症病棟・都立梅ヶ丘病院小児児童精神科ローテート)
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2007年
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東京医科大学 腎臓内科 臨床研究医
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(2008〜14年)
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都立松沢病院 もの忘れ外来担当医
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2011年
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幸有会記念病院 内科・老年精神科
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2016年
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幸有会記念病院 院長
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非常勤職歴
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東京都高齢者精神医療相談班医師
渋谷区認知症相談医師
都立荏原看護専門学校非常勤医師(精神看護学)
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専門
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内科学(一般内科・腎臓内科)
精神医学(老年精神科)
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資格等
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日本内科学会(認定医・専門医)
日本腎臓学会(専門医・指導医)
日本透析医学会(専門医・指導医)
日本プライマリケア連合学会(認定医・専門医・指導医)
日本精神神経学会(専門医・指導医)
日本老年精神医学会(専門医・指導医)
日本認知症学会(専門医・指導医)
日本総合病院精神医学会(専門医・指導医)
日本老年医学会(専門医・指導医
)
日本旅行医学会(認定医)
日本医師会認定産業医
認知症サポート医
認知症診療医(日本精神神経学会)
インフェクションコントロールドクター(ICD制度協議会)
臨床研修指導医(厚生労働省)
麻酔標榜医
精神保健指定医
医学博士
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業務に関連のある周辺資格(取得順)
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電話級アマチュア無線技士(旧資格)
アドバンスドオープンウォーター(PADI)
アロマテラピー検定(1級)
ACLSプロバイダー
危険物取扱者(乙種4類)
プライマリープライベートバンカー
診療情報管理士
人間ドック健診情報管理指導士
秘書技能検定(1級)
雇用環境整備士(I-IV種)
腎代替療法専門指導士
社会福祉士
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前院長略歴
江崎 昌俊
1971年
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岐阜大学医学部卒業
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同年
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虎の門病院外科レジデント
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1975年
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武蔵野赤十字病院外科副部長
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1978年
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筑波大学臨床医学系外科講師
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1981年
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平塚胃腸病院外科部長
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1988年
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稲毛病院院長 兼 東京女子医大・埼玉医科大外科非常勤講師
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1997年
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幸有会記念病院院長
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2016年
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幸有会記念病院院長退任
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専門
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外科学(消化器外科・内視鏡治療・乳腺外科・甲状腺外科)
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資格等
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日本外科学会認定専門医
日本消化器外科学会認定専門医
日本消化器内視鏡学会認定専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会関東甲信越地方評議員
日本消化器病学会認定専門医消化器がん外科治療認定医
日本感染症学会認定感染制御医
日本医師会認定スポーツ医
ケアマネージャー
人間ドック健診情報管理指導士
麻酔標榜医
医学博士
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