2017年9月1日より、深夜長時間透析を開始しています。 

 夜間から翌朝までの睡眠時間を利用した血液透析を実施します。 
 日中の時間が自由になることで、お仕事やお子さんの用事など様々な活動に支障をきたすことなく、透析治療を受けることが可能です。
 社会生活の中で時間的余裕が生じることで透析ライフを円滑に送っていただけることを目標にしております。
 同時に深夜透析は、長時間の透析治療の実施に最適です。

 緩やかに、より多くの尿毒素や余分な水分を除去できるため、より適正なドライウェイトの設定が可能となり、透析中や家庭における血圧のコントロールが良好となるほか、心機能の改善が期待できます。
 十分な透析によって、造血を阻害する因子などの尿毒症物質が除去されることや、食欲増進に伴う栄養状態の改善などによって、貧血の改善が期待できます。
 食事制限が緩和され、味覚も回復して食欲も増進することから、栄養状態の改善や生活の質の向上が期待できます。
 降圧薬・造血ホルモン剤・リン吸着薬などの内服薬が減量できる可能性があります。
 掻痒感・透析後の疲労感・様々な不定愁訴の軽減が経験的されています。
 標準的な透析治療(週3回・1回4時間程度)と比較して、生命予後が改善されることが報告されています。

22:00-
入室
体重測定
準備
23:00-
穿刺
透析療法の開始
23:30-
消灯
睡眠
翌 5:00-
返血・ 止血
片付け
退室


  1. 電話でお問い合わせの上、面談の申込み
  2. 面談:必要書類をご持参いただき、担当者と面談
  3. 日中に血液透析を行い、透析中の状態や日常の状況を確認(お試し透析)
  4. 医師による適応の審査と決定
  5. 誓約書にサイン
  6. 開始

  1. 日中の活動を円滑に行うために、深夜透析を希望している
  2. 透析中に血圧低下等のトラブルがなく、安定している
  3. 透析導入から1か月以上が経過し、安定している
  4. 過去に重大な心血管性または脳血管の既往歴がない(心筋梗塞、大動脈瘤、動脈解離、致死性不整脈、繰り返す脳梗塞、広範脳梗塞、脳出血、脳動脈瘤保有者など)
  5. 重篤な合併症がない
  6. 穿刺が簡単でトラブルがない
  7. 自己止血ができる、またはバンド止血ができる 

 安全な透析をするため、1時間の除水量は目標体重の1%以下(60kg の方であれば、600mL)、1時間 の最大除水量は 800mL 以下に決めています。
 そのため透析間の体重の増加が可能な除水量を超えることのないように自己管理をお願いいたします。

  1. 定期検査(血液検査・レントゲンなど)や内服薬処方のため、月1回は日中に受診してください。
  2. 体調不良や発熱がある場合は早急にご連絡をいただき、深夜透析を中止し指示された透析日に透析をしていただきます。
  3. 時間を厳守していただきます。
  4. 他の患者さんの睡眠を阻害するような行為は行なわないでください。
  5. スタッフの指示や案内に沿った行動をお願いいたします。
  6. 照明は可能な限り暗くしますが、装置の照明やナースステーションの照明は残ります。照明が気になる方はアイマスク等を持参し、使用してください。また、手元照明が必要な場合も各自でご用意ください。
  7. 空調はフロア全体での設定になります。各自で掛物や電気毛布、アンカ、扇風機等を準備し調整してください。
  8. 他の患者さんの寝息やいびき、装置の音等の音に対しては、耳栓をする等、各自で対策をお願いいたします。
  9. 状態確認と安全確保のために監視モニターを付けさせていただきます。
  10. 貴重品は自己管理をしてください。
  11. 安全な透析を行う上で透析前の飲酒は禁止です。飲酒した場合は透析できません。
  12. 透析中は飲食ができませんので夕食を済ませて来院してください。
  13. 送迎サービスは利用できません。自力での通院をお願いいたします。
  14. 朝食の提供やシャワー等のサービスは現在のところ実施しておりません。

  1. 医師・スタッフの指示に従わられない場合
  2. 合併症等で安全な透析ができないと判断された場合
  3. 自己管理が不十分であると判断された場合
  4. 穿刺が困難だったり、止血が困難だったり等アクセストラブルがある場合
  5. 他人(他の患者さん、スタッフ)に対し迷惑な行為がある場合
  6. その他、医師より深夜透析が不適切だと判断された場合

 当院では、深夜透析を希望されている患者さんに、できるだけ早く深夜長時間透析を開始できるようにスケジュール調整を行ないますが、安心・安全に実施できるように、必要最低限の検査や案内を行なう期間を設けております。

 3ヶ月以上の透析経験がある場合

 深夜透析導入までの期間は、最短で2週間です。
 その間は日中に透析していただき、透析中のバイタル確認や、患者さんとスタッフとのコミュニケーションの形成、深夜透析導入に向けての案内等を行ない、採血・心電図・胸腹部レントゲン等の検査を実施いたします。

 透析導入から短期間の場合

 深夜透析導入までの期間は、最短で3週間です。
 上記に加え、透析導入期の指導や透析に慣れていただく期間とさせていただきます。

 お問い合わせ:透析センター 高橋・今西(043-259-3610:透析センタ―直通)